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ケーブルハーネス特集 〜 千年エンジニアリング株式会社

この記事は2011年6月から2012年12月にかけて掲載したものを再掲しました。記事の内容は当時のまま掲載しています。

この記事は、弊社で取り扱っている数多い商品の中から、ケーブルハーネスについて紹介します。ケーブルハーネスと言っても種類は多岐に渡ります。

第3回 防水コネクタと会社案内( 2010/09 公開 ・・・ 2018/03 再掲載)

ほぼ、月1更新の3回目です。川原です。全6回を予定しております。
このページでは、電気・電子機器の血管とも称されるケーブルハーネスの事について紹介いたします。皆様のケーブルハーネスについての知識の一助になれば良いなと思います。ご意見ご感想も問合せフォームからお願いします。

今回も、いつも困った時には何とかしてくれる、千年エンジニアリングの岡本さんをアドバイザーとしてお呼びしております。

( ここからは、対話形式で進行いたします。)

川原 ( 以下 : 川 ) こんにちは、岡本さん。

岡本 ( 以下 : 岡 ) こんにちは、川原さん。お元気ですか?

実は、お客さんから通常の生産量を超える注文を頂きまして、それに対応する為に2ヶ月ほど静岡の工場で生産を手伝っていました。規則正しい生活をしたお陰で、健康になりましたよ。不測の事態で、インタビューが遅れまして申し訳ありません。

さて、このコラムも3回目ですが、誰か観てくれているのですかね。

岡:私も、このWebでの商品説明に対して、あまりレビューはないと思っていたのですが、思った以上に周りの反応があってうれしいです。ポツポツとお話を頂いて効果は少しずつ出てきたのでしょうか。

さて、1回目で圧着端子ハーネス、2回目で半田ハーネスと一般的な形式のハーネスは見せて頂いたので、御社の特徴となる形状のハーネスはありませんか?

防水型コネクタ付きハーネス

岡:こちらなんて、どうですか?

見た目は、普通のコネクタが付いているハーネスの様ですが?

岡:いやいや、このコネクタはJST製の防水コネクタになります。比較的新しい製品でして、これに対応するアプリケータをお持ちの加工会社さんは、まだ少ないのではないでしょうか。弊社は、このアプリケータは早い時期に保有して製造ノウハウの蓄積も進んでおります。そのため、弊社の特徴の1つとなっております。

ところで、防水で有名なのはJAEとDDKの丸型コネクタですよね。それに比べると随分コンパクトなサイズですね。

岡:小さくても防水性能は、しっかりしています。

防水ってどの程度の水に濡れても大丈夫なのですか?携帯電話で生活防水って書いてあっても、水の中に落としたらダメですよね。

岡:防水にもランクがありまして、これは0級から8級まであります。
生活防水と言うのはだいたい4級に該当しまして水の飛沫があたっても大丈夫と言う程度です。使用しているコネクタは7級に該当しています。これは水深1mに30分沈めても問題ないランクになります。

保護
等級
意 味 種 類
0 無保護  
1 垂直に滴下する水に対して保護されている。 防滴I形
2 15°以内で傾斜しても垂直に滴下する水に対して保護されている。 防滴II形
3 散水に対して保護されている。 防雨形
4 水の飛まつに対して保護されている。 防まつ形
5 噴流に対して保護されている。 防噴流形
6 暴噴流に対して保護されている。 耐水形
7 水に沈めても影響がないように保護されている。 防浸形
8 潜水状態での使用に対して保護されている。 水中形
- 相対湿度90%以上の湿気の中で使用できるもの。 防湿形

( Wikipediaより転載 )

岡:成型モールドを使用したハーネスを紹介いたします。

それだけの性能があれば、屋外での使用も安心ですね。

岡:通信業界以外にも、車両向けにも防水コネクタが使用されています。

他にもレジャーや水回りの電子機器、防水だったら埃の多い所でも使用できそうですね。

岡:この辺りが、弊社で取り扱っている珍しいハーネスになります。メトロ電気さんも、商社ですし色々とやられてるじゃないですか。

そうですね。弊社としては、分野を問わずにカスタム電源を古くから取り扱っている関係で、その周辺ハーネスが多いです。その他は、制御基板向けのフラットケーブルASSYでしょうか。メインは、それぐらいで他には産業装置向けのハーネスが電源/信号問わずにやっています。

岡:やはり、部品周辺ハーネスの取扱が多くなりますか?

そうですね。電源を含む部品だけを右から左へでは、お客様に対して、サービスを尽くしたとは言えないのではないでしょうか。お客様は、部品を購入して製品を組み立てる訳で、それが少しでも手間にならない様に、工夫するのも商社の1つの役割だと思います。そう考えると、ハーネスを薦めざるを得ませんね。
「ハンバーカーショップのポテトもご一緒にいかがですか?」の感覚です。

岡:営業の本質は提案ですからね。川原さんも、今回のコラムを通じてお客様に提案できるぐらいの知識がつけば良いですね。

そうは言っても、最後には価格勝負になりますから。千年エンジニアリングさんでは何か改善はやられているのですか。

岡:経費の削減は、海外生産にシフトする事で改善を行っております。同時に海外への輸出入はパートナー企業に委託して、コスト増の要因になる小ロット時の輸送費をなるべく低く抑えるようにしております。

おっとこれ位にして、その辺の話は次回に持ち越しましょう。

岡:中国工場を例にとって海外展開について話します。

次回は、中国工場で生産している製品について伺いたいと思います。

 

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