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センサー 〜 センサテック株式会社様

この記事は2011年6月から2012年12月にかけて掲載したものを再掲しました。記事の内容は当時のまま掲載しています。インタビューにお応えいただきましたセンサテック株式会社 甲斐基浩氏は、現在 同社代表取締役に就任されています。

この記事は、弊社で取り扱っている商品の中から、特にお問合せの多いセンサテック製品について紹介します。

センサテック株式会社 会社概要

  所在地 ( 本社 ) : 〒621-0013 京都府亀岡市大井町並河3丁目27番12号

  TEL : 0771-24-1145 (代) FAX : 0771-24-2807

  URL : http://www.sensatec.co.jp/

第3回 近接センサ( 2011/11 公開 ・・・ 2018/03 再掲載)

吉川( 以下 : 吉 ) こんにちは。今回もまたよろしくお願いします。

甲斐( 以下 : 甲 ) はいよ。3回目は「近接センサ」について、でしたね?

吉:はいっ!

甲:磁性体金属を非接触で検出するのが近接センサです。
うち(センサテック)の特徴は、センシング部分とAMP回路基板が一体化されているというもので、逆に分離するものはやってません。ごく一部を除いてなんだけど、オープンコレクタ出力の三線式といわれるのがメインです。これには受けて処理する側(ほとんどがICなんだけど)に直接センサ出力を持っていけるというメリットがあります。

一部を除いてっていうのは??

甲:アナログ出力タイプです。私たちは「近接変位センサ」と呼んでいます。
オープンコレクタ出力では検出対象物があるかないかだけだけど、アナログ出力タイプはそれプラス、センサにどれだけ近いか、センサとの距離で電圧出力をリニアに変化させて出力しています。

うそー!ますます凄いですねえ

甲:あとはパチンコのハンドルだよね。金属なんかだとコストも上がるのでハンドル自体は樹脂にしてあります。樹脂だと通電性がないのでセンサの電極にはならないんだけど、樹脂の一部をメッキ仕様にすることでセンサの電極に十分なれるんですよ。

近接センサ MDS-F2R5U
MDS-F2R5
MDS-F4U
MDS-F4
MDS-F5U
MDS-G4
MDS-Q5
MDS-Q10
MDS-5T-S
MDS-L5U
MDS-C10
MDS-G4C
MDS-5LT
MDA-C5

すごい技術〜。で、実際にはどんなところで使用されていますか?

甲:FA用としては板金、あるいは加工製造装置の可動部、それらの位置出し・位置決めの部分です。
MDSシリーズは保護構造にIP67、IP66を持っていて使用環境がタフなところ、水・油・埃が多いようなとこでも使用可能です。民生・一般用としては、室内、水や油が飛んでこないところが基本環境。鉄の扉の開け閉めや、パチンコ玉・コインメダルの検出。発券機や自動販売機の中の硬貨の検出用なんかが身近かな。
あと、材質が「樹脂」でもその樹脂に「メッキ」が施してあれば検出できるのでアーケード用ゲーム機器などにも多く使用されてます。

はい、なんとなくイメージできます。

甲:あと、さっき話した「近接変位センサ」は、P社のマッサージチェアに使われてるよ。

あれですね!わかります、知ってます!

甲:もみ加減は挟む幅(距離)で強さを決めてるんだよ。
それから、コピー&FAX複合機で2枚差しの検出。1枚だと変化なし、2枚きたらその微量の変化を見つけチェックがかかるようになってる。ロールの一部が金属なので可能なんです。似たものでは、銀行業務でのお札の2枚差しやセロハンテープが貼ってあるものの検出があります。と、いったところなんだけど、この「近接センサ」は30〜40年前にできた最も一般的なセンサで、いわばセンサテックの柱とも言えます。

そうなんですか。つくづく感心させられます。

甲:よし、では次回は難しいところで「磁気センサ」いきましょう。

了解です。ありがとうございました。

 

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