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センサー特集

この記事は、弊社で取り扱っている商品の中から、センサーについて紹介いたします。

 

 

第9回 カラーセンサ( 2026/2 公開 )

川原 オムロン製センサーシリーズについてのコラムも、今回でいよいよ9回目となりました。これまで、現場でよく使われる主力製品を中心に紹介してきましたが、今回は少し視点を変え、ややニッチながらも「使いどころ次第で光る」製品に注目してみたいと思います。取り上げるのは、カラーセンサー(B5WC-VB2322-1)です。

オムロンのカラーセンサー B5WC-VB2322-1について

このカラーセンサーは、その名の通り、物体の「色」を識別するためのデバイスです。白色LEDで対象物を照射し、そこから反射される光をRGB(赤・緑・青)の各成分に分解し、それぞれの強度をI2C通信で出力します。推奨されている計測距離は対象物から約40mm。本体サイズも W8.4 x L40 x H15.9mmと非常にコンパクトで、限られたスペースにも無理なく組み込める点が特徴です。

では、このセンサーはどのような用途で使われているのでしょうか。
例えば、オムロンのウェブサイトでも紹介されている例として、油の劣化検知があります。潤滑油や作動油は、使用を重ねるにつれて酸化が進み、徐々に色味が変化していきます。この微妙な色の変化を捉えることで、交換時期の判断や異常の早期発見につなげることが可能になります。人の目では判断が難しい変化を、数値として扱える点は大きなメリットです。

ほかにも応用例はさまざま考えられます。
たとえば、紙コップの色を識別して対応するジュースを自動で注ぐ装置や、ショウケース内の展示物の色に合わせて照明の色味や明るさを自動調整するシステムなど、仕組み次第で「識別」の用途は大きく広がります。画像処理用のカメラを使うほどではないけれど、色の違いは確実に見分けたい——そんな場面では、このようなカラーセンサーがちょうどよい選択肢になるでしょう。システム全体をシンプルに構成できる点も魅力です。

一方で、使用にあたって注意すべき点もあります。
本製品はIP50の防塵・防水性能を備えていますが、レンズ面にオイルミストや粉塵が付着すると、どうしても感度は低下してしまいます。そのため、設置環境の検討や、定期的な清掃・メンテナンスは欠かせません。安定した計測を維持するためには、こうした運用面も含めた設計が重要になります。

アイデア次第で活躍の場が広がるカラーセンサー。
「色を測る」というシンプルな機能だからこそ、工夫次第でさまざまな課題解決につなげることができます。ぜひ一度、実際の用途を想像しながら検討してみてはいかがでしょうか。

次回は、さらに異なるタイプのセンサーを取り上げ、その特性や活用例を紹介していく予定です。どうぞご期待ください。

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