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センサー特集

この記事は、弊社で取り扱っている商品の中から、センサーについて紹介いたします。

 

 

第4回 振動センサ / 転倒センサ( 2020/10 公開 )

川原 第4回目のセンサコラムは、振動センサ/転倒センサを紹介していきます。
このカテゴリには、感震センサ・振動センサ/転倒センサ・自動水平感震器と三つのセンサが含まれます。
どれも「揺れ」がキーワードのセンサです。

震度5強相当のグラグラで反応します。 震度5強相当というと物に掴まらないと歩けないほどの揺れです。
いやいや、そんな地震めったに無いでしょと思いきや 気象庁のホームページを確認すると 日本国内で年間2-3回は必ず発生しており、多い時では10回以上発生している年も。
そのような中で、ガス機器や灯油機器が動き続けるのは危険です。 一定以上の揺れを検知したらピタっと止まり、 影響を診断したのちに、問題がないのを確認して再稼働出来ると安心です。 グラっときたらスッと止まる。そんな機能を求めるときに使用したいセンサです。

感震センサ

こちらはD7S-A0001 の1種類になります。バラ単位の販売かリールでの販売となります。
9.8x10.9x2.1mmと、指先に乗るぐらいの大きさです。 地震検知の出力と、I2Cでマイコンと通信できるデジタル出力があります。2.1-5.5Vで動作しますので電源は乾電池でも大丈夫です。
3軸加速度センサを採用しており、SI値演算で加速度から構造物への影響度を信頼性高く導き出します。詳しくはこちらをご参照ください。
https://www.omron.co.jp/ecb/product-detail?partId=5753

振動センサ / 転倒センサ

振動センサが、3種類(D7E-1 / -2 / -5)
転倒センサが、1種類あります。(D7E-3)
振動センサの3種類は、それぞれ動作する加速度の範囲が異なります。

こちらは接点出力のみですので、加速度の大きさによって接点がオープンになります。

DC5/0.1mA - DC30V/100mA の範囲でご使用ください。
100-200galの測定範囲なのでおおよそ震度5相当の揺れになるとセンサが反応するようです。単位に使われるgalとは地震の揺れを表すときにのみ使用される加速度の一種です。地震で揺れている中での最大加速度がgalと呼ばれています。

振動センサは金属球が窪みにハマっており溝の脇に電極が二つあります。その窪みにハマっている間は電極間が導通するのですが、揺れると窪みから球が零れ出します。そうすると電極間が断線し検出するという単純な構造になっており、感震センサよりも安価です。500円玉よりちょっと大きいφ30mmぐらいです。

一方、転倒センサは、見た目はほぼ同じですが、50~80度傾くと接点が切断される構造です。
揺れよりも転倒対策のためのセンサになります。目的に合わせてご選択ください。 一般的には、板金に取り付けて使用されます。 タブ端子になりますので電線で回路と接続してご使用ください。

シンプルな機能で分り易いセンサかと思います。
弊社では、こちらにご指定の電線とコネクタを接続する加工も行っておりますのでご入用の際はお声がけください。
詳しくはこちらをご参照ください。
https://www.omron.co.jp/ecb/parametric-search?nodeId=803010&nodeParentId=8030

自動水平感震器

D7Aシリーズは取り付け方向により3種類あります。
取り付け方向にお気を付けください。前述の振動センサは、水平方向の揺れのみに反応するため取り付けは平らな場所が基本となります。

しかし、床が斜めであったりデコボコしていたりで、水平の面が無い場所に取り付ける場合は、この自動水平感震器が使用できます。自動水平機能が備わっており、設置場所の角度のずれを自動で調整して水平方向の揺れを感知しやすくします。ただし、調整範囲は±5°となります。

こちらは、震度5相当の揺れが発生したときに接点が接続します。揺れた時に動き出す回路か、揺れた瞬間をスイッチの様に取り込みたい回路にご使用ください。本製品は、主にガスメーターに採用実績がございます。

詳しくはこちらをご参照ください。
https://www.omron.co.jp/ecb/product-detail?partId=5751

本日の紹介は以上になります。次回は、非接触温度センサになります。
よろしくお願いします。

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