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ケーブルハーネス特集 〜 千年エンジニアリング株式会社

この記事は2011年6月から2012年12月にかけて掲載したものを再掲しました。記事の内容は当時のまま掲載しています。

この記事は、弊社で取り扱っている数多い商品の中から、ケーブルハーネスについて紹介します。ケーブルハーネスと言っても種類は多岐に渡ります。

第4回 中国工場とUSB( 2010/10 公開 ・・・ 2018/03 再掲載)

ほぼ、月1更新の4回目です。川原です。全6回を予定しております。
このページでは、電気・電子機器の血管とも称されるケーブルハーネスの事について紹介いたします。
皆様のケーブルハーネスについての知識の一助になれば良いなと思います。
ご意見ご感想も問合せフォームからお願いします。
今回も、いつも困った時には何とかしてくれる、千年エンジニアリングの岡本さんをアドバイザーとしてお呼びしております。

川原 ( 以下 : 川 ) こんにちは、岡本さん。

岡本 ( 以下 : 岡 ) こんにちは。川原さん。
今回は、中国で作られた製品の話をしましょうか。

1回目の時に、少し話が出ましたね。

岡:これだけ、中国製の製品が世の中にあるので、もう少し詳しい話をしましょう。

中国といっても、広いですよね。どのあたりの地区が拠点ですか?

岡:弊社の協力工場は華南地区に4箇所あります。この辺りは、香港・深センが中心となって中国でも有数の工業地帯です。

日系の企業が、多く進出している地区でもありますね。
  他にも工場が多そうですが、今の協力工場を選んだ理由はありますか?

岡:ISO9001認定やUL認定等の品質規格を取得ている事が最初の条件ですね。作業工賃の低くて価格の安さだけで工場を選定してしまうと、品質や納期管理が疎かになってしまいます。品質と価格のバランスが重要なのですが、この辺は経験が必要だと思います。

中国工場

実際の工場の雰囲気はどんな感じですか。

岡:写真があるのでお見せしましょう。

整理整頓された工場ですね。それと、広い。写真だけだと日本の工場と変わりが無いように思います。中国製は日本製と比べて、どの様な特徴があるのですか。

岡:製品の特徴としては、やはり価格の安さでしょうか。更に冶工具や成型の型が、安価な為に初期費用も低く抑えられます。品質も、ほどほどにはなって来ました。受入れ検査も外観検査のみで、お客様に提供する事が可能なまでになっています。デリバリータイムもエアー便を使用すれば、翌日に届きますのでインフラも整備されてきたと感じます。

なんだか、良いことばかりで、胡散臭いですね。エアー便を使えば、運賃が高くて価格のメリットは消えそうですし。

岡:はい、良いことばかりでもないです。他にも人件費が上昇しています。また、ロット数も上がっており扱いが難しくなって来ました。あと、休日が日本とは違うので、旧正月などは気をつけないといけません。それでも、中国の協力工場の能力を生かさないと、弊社の競争力は弱まるばかりでしょう。........

USB3.0

どんなものを作っているのですか。いままで、紹介した商品以外でお願いします。

岡:最近ですが、USB3.0のケーブルを作り始めました。これです。

3.0って新しいUSBの規格に対応したケーブルですね。
普及し始めているのですか?

岡:使い始めるお客様はいますね。やはり、伝送速度が速いのでこちらにシフトするのではないでしょうか。

岡:最近の取組みとしては中国へ進出されたお客様に対しては、中国工場で生産した物を直接納品したいのですが、品質を管理する方法を検討中です。千年エンジニアリングの名を出す訳ですから、品質は保証できる体制を整えています。

日本で作るものが無くなりそうな勢いですよね。
でも、まだまだ日本でしか出来ない商品もありますよね。

岡:ノンハロの電線は、日本が優位を保っていると思います。また、単純に輸送費の方が製品単価よりも高いような、嵩張る商品は確実に日本に製造拠点が残ります。

堅い話ばかりが続いていますので、次回は少し軟らかくして印象に残っている仕事のエピソードでも聞かせて下さい。

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