ケーブルハーネス特集 〜 千年エンジニアリング株式会社
この記事は2011年6月から2012年12月にかけて掲載したものを再掲しました。記事の内容は当時のまま掲載しています。
この記事は、弊社で取り扱っている数多い商品の中から、ケーブルハーネスについて紹介します。ケーブルハーネスと言っても種類は多岐に渡ります。
第6回 業界の展望と弊社の課題( 2011/2 公開 ・・・ 2018/03 再掲載)
ほぼ、月1更新の6回目です。川原です。今回で最終回です。
このページでは、電気・電子機器の血管とも称されるケーブルハーネスの事について紹介いたします。皆様のケーブルハーネスについての知識の一助になれば良いなと思います。
今回も、いつも困った時には何とかしてくれる、千年エンジニアリングの岡本さんをアドバイザーとしてお呼びしております。すこし、年末がバタバタして更新が遅れてしまい申し訳ありません。ご意見ご感想も問合せフォームからお願いします。
川原 ( 以下 : 川 ) : こんにちは、岡本さん。
岡本 ( 以下 : 岡 ) :こんにちは。川原さん。
川:いよいよ、全6回のコラムもこれが最後になりましたね。
始めての試みで、最後までやり切れるか不安でしたが、やり切りましたね。
岡:前回の予告通り、業界に対する展望について話したいと思います。
川:業界と言うと、ケーブルハーネスの加工業界についてですね。
岡:はい、ですが業界全体を知っている訳ではないので、弊社の周辺だけですが。
川:なぜ、展望について話そうと思ったのですか?
岡:これからの話をすれば、弊社の方針もより理解していただけるかと思いました。ただ、僕は先の事を考えても、だいたい当たらないので、詳細なところには、突っ込まないで下さいね。
川: 先の事を言って当てられたら、占いか予言書を執筆した方が儲かりそうですね。普通は、当たらないと思っているので安心してください。
岡:ありがとうございます。それでも一般的に言われている展望に対して、弊社がどの様に予防や準備をしているかをお話したいと思います。
川: それでは、よろしくお願い致します。
岡:まず、大量生産を行うような新規案件は、人件費の安い海外へ移転しています。数を追う様な仕事は、海外の工場が独占するでしょう。国内には、ほとんど残りません。そこで、海外の工場との協業を進めています。彼らの生産能力に我々の製造技術や品質管理を加えると海外の工場単独よりも魅力的な商品が提供できると思います。そしてそれは、既に行っており好評です。課題は協力工場へのマネジメント能力と品質管理の向上になり、継続して改善に取り組んでいます。
川:互いに良いところを合わせれば、メリットは出てきそうですね。でも、いずれ協力工場が高い製造技術や品質管理を手に入れてしまったら、こちらが要らなくなってしまいそうですが。
岡:そうです。協力工場よりも、高い技術が無いとこの関係は維持できません。ただ、弊社の技術は日進月歩の業界に遅れないように、研鑽を重ねているので追いつくのは容易ではないと思いますよ。
川: そうですか、海外での対応は分かりました。でも、国内のお客様はどうなるのですか。すこし、ニーズが変化してくると思いますが。
川:どの様にして要望に応えて行くのですか?
川:高品質とは、単純に括られていますが、具体的にどの様な事なのでしょうか。
川:これが出来ていないと後工程に影響が大きいですね。
図1 カラーチェッカー |
図2 ハーネスチェッカー |
図3 挿抜力試験機 |
川: 品質はそれだけですか?
川: 買った商品に目立たない傷でも付いていると、残念な気持ちになりますね。分かります。顧客満足度を上げると言うことですね。
川:なんだか聞いてみると、今までやって来た事を大切に続ける事が高品質に繋がるようですね。これが高い技術の基礎になっていると思います。でも、今までやってきた事だけで、これからの競争に勝ち抜いて行けるのでしょうか?
川: 確かに、そんな武器があれば差別化が図れますし欲しいですね。
川: また、会える日をお楽しみに。
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